第２８３号：iPad2が出る！

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　【元気一杯・頑張る社長のためのＩＴ活用術】
　 2011/03/03　　株式会社オガコムジャパン
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―＜今日の一言＞――――――――――――――

　希望と絶望は同じもの。どちらにも望みがある。

―＜今日の気分＞――――――――――――――
　
　今日はご存知の通り雛祭りです。
　
　医療が発達していない時代には、子供がここまで
　大きくなってくれた事を、親が感謝する日だった
　のだと思います。
　
　今は、生きている事が当たり前と感じる時代。
　そんな時代にしてくれた先人達に感謝する日と
　思いましょう。
　まだ、世界にはその喜びを当然と感じることの
　出来ない人々沢山がいるのですから。
　
　では、今日も元気に良い一日でありますように
　
―＜今日のＩＴ＞―――――――――――――
　
　第２８３号：iPad2が出る！
　
　昨年、人間の情報収集力・発信力、コミュニケーション
　能力を一気に高めてくれたiPadが発売されました。
　従来からタッチパネル端末、携帯型端末が効果的である
　と言われ続けて来た中、何故iPadでブレイクをしたの
　でしょうか。
　私は、成功までのシナリオ、つまり戦略にあると考えて
　います。
　
　もし携帯電話の進化が凄まじかった数年前に、いきなり
　iPadを投入していたら、一部のMacファンとiPodユーザ
　だけがゲーム機の一つとして購入しただけだと思います。
　実行するソフトウェアも数が限られ、直ぐに飽きられて
　いたでしょう。
　
　iPadを成功させる為には、まずユーザ層をどの様に拡大
　するかが重要だったと考えます。そこで注目されたのは
　ゲーム機ユーザではなく、携帯ユーザだったのでしょう。
　
　私はiPodという音楽ユーザ向けの携帯端末に電話機能を
　プラスしたiPhoneが生れた時、非常に驚きました。
　
　SonyがWalkmanで開拓した音楽ユーザ層を、オセロの様に
　一気にひっくり返し、その次に携帯電話ユーザ層を
　スマートフォンに乗り換えさせるシナリオの恐ろしさを
　感じました。そしてその戦略を実行し成功させたのです。
　
　自分で種を撒き、一生懸命に育てて、いざこれからという
　時に、別の人間が一気に収穫してしまう様なものです。
　日本も高度成長期、欧米が開発した技術を徹底的に研究
　をして、市場を拡大していきました。
　そこで失ったビジネスチャンスを悔しがった開発者がいた
　に違いありません。
　今そのツケが回ってきているのです。
　
　さて、Appleが次に狙ったのはパソコンユーザ層でしょう。
　iPadが発売されてから、パソコンがすっかり色あせて
　しまいました。単なる道具となってしまったと言えます。
　
　今回iPad2が発売される事で、関連するビジネス環境も
　大きく発展する事でしょう。ＩＴ戦国時代はこれからです。
　巨艦がどうなるか、歴史は繰り返すのか楽しみです。
　
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