火曜日, 7月 31, 2012

第626号:夏の月末

2012/07/31

第626号:夏の月末

夏休み期間中は多くの企業も仕事が減ります。
それでなくとも大競争時代、更に減った仕事の
取り合いとなったことと思います。

そうなると価格、納期、品質で条件が厳しく
なります。その結果が現れるのが月末です。

この暑い月末を乗り切れる企業は
良く頑張ったと言えます。

【7月31日って?】

1877年の今日、エジソンが蓄音機の特許をとったと
言う事で、今日は「蓄音機の日」だそうです。
今では録音は誰もが簡単にできる時代になりましたが、
エジソンのこの一歩があったからこそです。

これ程、大きな一歩でなくとも良いので、
皆さんも何か今日一歩踏み出しませんか?

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

月曜日, 7月 30, 2012

第625号:国家戦略が無き国は滅ぶ

2012/07/30

第625号:国家戦略が無き国は滅ぶ

日本の成長が止まらなかった30年前、日本人はまだ
家の社会で育った世代が世の中を動かしていました。

家の社会とは、単に血縁だけではなく、地域も一体
となって、一つの目標に向かって自分の責任分担を
果たす社会のことでした。

当時は、企業内でも従業員は血縁以上に大事にされ、
心の繋がりを確かめ合う様な取り組みが随所で為さ
れていました。例えば、企業内で運動会が開催され
たり、企業がバックアップした夏祭りがあったり、
冠婚葬祭には徹底してバックアップしたりしていま
した。

これは仮説ですが、この日本の強さに脅威をもった
他国は日本を如何に弱体化させるかを国家戦略として
実行したと考えられます。

この20年間、日本は経済的には全く成長のない時代
を送りました。これはバブル状況を作り上げ、
そして崩壊させ、企業のリストラを図り、日本の強み
を徹底的に潰すという経済戦争が繰り広げられていた
と言えます。

一見老齢化によって国家の力が低迷している様に
仕組まれていますが、この日本の状況は全て作られ
たものです。

もう一度、
・日本的な家の文化を取り戻し、
・日本の若者を増やし、
・若者が生甲斐を自ら生む目標を見せ、
・実行できる環境を整備しなければなりません。

国と地域と家族と企業内で、それぞれが出来る
ことを考えるべきです。

【7月30日って?】

今日はプロレス記念日だそうです。
もう知らない人が多いと思いますが、戦後の復興を
盛り上げた力道山が日本プロレスリング協会を結成
した日とのことです。テレビ時代の幕開けの象徴と
も言えました。

今まさにロンドンオリンピックが開催されていますが、
国を挙げて応援する熱さは余り感じられません。
力道山の時代は私も知りませんが、その熱狂を
取り戻せたら良いと感じます。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

金曜日, 7月 27, 2012

第624号:アイディアは金なり

2012/07/27

第624号:アイディアは金なり

Time is Money.時は金なりとは良く言ったものです。
たった一秒にどれだけの収益を上げられるかの積み
重ねがビジネス成果という考え方は、今も変わって
いません。

但しこの言葉は、既に収益を上げ続けられる人々、
或いは、真面目に働いていれば誰でも収益を上げら
れた時代が前提となります。

現在は収入よりも経費の方が高く、努力をしなければ
収益はマイナスになります。

この様にならない為には、他と競争に勝ち続けなけ
ればなりません。競合先もじっとはしていません。
常に新しい戦略戦術を考え抜いて、一歩先に出ようと
しています。この新しい戦略戦術の元となるのが
アイディアです。

様々な可能性を掘り出し、自分達を成功へ導く
アイディアをどれだけ持っているかがポイントです。

皆さんも、アイディアが浮かんだら忘れないうちに
メモをしておきましょう。その為には。スケジューラ
などの電子機器とは別に、手書メモ帳を手許に置いて
おきましょう。毎日アイディアを貯めて続ければ
その中に金が埋まっているはずです。

【7月27日って?】

今日は「政治を考える日」だそうです。
1976年の今日、田中角栄元首相がロッキード事件で
逮捕されました。お金の力で、どんなことをしても
国を強くしようという政治が躓いた日とも言えます。

今思えば、経済活動にお金の力は付き物であり、
政治にも莫大な費用が掛ります。世界に通用する
大物政治家を生みだす為に必要なお金の流れは、
今の何百倍も大きくて良いのではないかと思います。

「美しい政治よりも強力な政治が求められている」等と
「政治を考えさせられる日」となりました。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

木曜日, 7月 26, 2012

第623号:なでしこジャパンに倣う

2012/07/26

第623号:なでしこジャパンに倣う

とうとうロンドンオリンピックが始まりました。
昨晩、深夜までテレビでサッカー観戦をされた方
も多かったのではないかと思います。
皆「最初が肝心」と強い期待感を持って観戦して
いたと思います。
日本中から送られるこの重圧に耐えながら、結果を
残した彼女らは日本にとって誇るべき存在です。

人は何事にも日々真剣に取り組んでいると
いざという時、圧力を利用して、日頃蓄積した力を
発揮するものです。重圧を自らコントロールする
力も持っているのです。
この様になってはじめて偉業を達成することが
できます。
経営も同じです。

【7月26日って?】

日本が戦争をしていたことも、いつか歴史に
なってしまいましたが、今日は日本に降伏を
求めた「ポツダム宣言」がなされた日です。
日本が実際に降伏したのは来月14日の「終戦
記念日」ですが、今日は「ポツダム宣言記念日」
と言うそうです。

忘れてしまいたい風化してしまいそうな歴史も
しっかりと見つめ直す必要があります。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

水曜日, 7月 25, 2012

第622号:目標が実現しないのは自分が実行しないだけ。

012/07/25

第622号:目標が実現しないのは自分が実行しないだけ。

人は何か実行とすると色々と言い訳をして止めようとします。
上手くいかなかった時の自分を精神的に守るためです。
今日が良ければ、明日は今日以上では無くとも良いと考えます。
そして無駄な時間を過ごします。

何かを実行する時は、まず到達地点のイメージを書き出し、
そのイメージの深堀りと実現するための条件を、イメージの
周辺に書き込んでいきます。
一枚の紙に思いつくまま書き込まれた内容は、実行する為の
「自分への誓約書」となります。

ここまで考えて、目標まで到達しないのは、
唯単に自分が計画通りに実行しないのか、
或いは、「どうせ自分は出来やしない」と自分自身を
なめているかのいずれかです。
目標を改めてイメージしてみて下さい。
そして実行しましょう。

【7月25日って?】

化学調味料「味の素」を知らない人はいないと思いますが、
誰が作ったかは結構知りませんよね。

100年以上も前1908年の今日、化学者の池田菊苗さんが
「グルタミン酸塩を主成分とせる調味料製造法」の特許を
取得したそうです。

と言う事で、今日は「うま味調味料の日」だそうです。
私も知りませんでした。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

火曜日, 7月 24, 2012

第621号:大敵・寝不足

2012/07/24

第621号:大敵・寝不足

夏の暑い日が続くと、つい暴飲暴食に走ってしまい、
気が付けば不規則な生活パターンに落ち込んでしまいます。
そうなると、しっかりとした睡眠も実は取れておらず、
脳は疲労したままになります。

集中力の欠け易いこの時期、睡眠不足は大きなトラブルを
発生させたり成果の低迷を招きます。

問題が見える形になる前に、ペースを取り戻しましょう。

【7月24日って?】

新暦でお盆を迎える地域では今日はお地蔵様の縁日、
「地蔵盆」です。地域の安泰を願って祀られたお地蔵様
を大切にする心は、地元愛に通じます。

世界的な視野で生る時代でも、地元を大切にする気持ちは
忘れてはいけませんね。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

月曜日, 7月 23, 2012

第620号:夏休みはしっかりとる

2012/07/23

第620号:夏休みはしっかりとる

この週末から夏休みが始まった学校が多い様ですが、
サラリーマン時代のこの時期、決まって「我々には
夏休みなんかない」とぼやいていたものです。

今思えば、人に指示をされて休むのではなく、
自分のペース、計画、お客様の都合で休みを作れば
良いだけの話で、休めないのを人のせいにするのは
単なる言い訳だったと反省しています。

可能ならば一年中夏休みになる様な勢いで、
頑張る時は頑張り、休む時は徹底して休もう
ではないですか。

この暑い時期、このメリハリが大切です。

【7月23日って?】

ヨーロッパでは、今日から一ヶ月を「ドッグ・デイズ」
と言って、人や家畜などが暑さで体力を落とし病気に
かかりやすい時期と考えている様です。
何故「犬の日」かと言うと、大犬座α星とシリウス、
太陽が同じ方向に出るからという事です。

人々は、星の動きなどを利用して生活を守ってきました。
これからもこの様な言い伝えを大切にすべきと思います。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

金曜日, 7月 20, 2012

第619号:上手く行った直後の油断が一番危ない

2012/07/20

第619号:上手く行った直後の油断が一番危ない

何かに集中して成し遂げた瞬間の充実感は
何度味わっても気分の良いものです。

この時、多くの人は全てから解放された様な
脱力感に襲われます。目の前にあった目標が急に
消え去り、自分の立ち位置を忘れる事もあります。

この瞬間に結構トラブルが発生します。
ゴール直前で油断しない様に気を付けましょう。

【7月20日って?】

今日はハンバーガーの日だそうです。
1971年の今日、日本初のマクドナルドが
銀座にオープンしたことを記念してとのこと。

今ではすっかり定着したハンバーガーも、
この第一歩があったからこそ。
まずは踏み出すことが大切ですね。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

木曜日, 7月 19, 2012

第618号:企業と経営者

2012/07/19

第618号:企業と経営者

企業は体裁はどうであれ、倒産しなければ評価されます。
言い換えれば、赤字であろうがリストラしようが、途中で
ギブアップしなければ良いのです。

その経営者については、やはり生き続ければいつか評価
されます。企業を倒産させようが、バッシングされようが
借金が払えなくなろうが、途中で死ななければ良いのです。

企業と経営者は一体だと言う人がいます。
確かにこの二つが上手く行っている内はそれで良いのですが、
このご時世そう簡単には一体化などできません。

企業の大きなリスクを背負うのは当然経営者ですが、
時に企業つまり法人と、経営者つまり個人を分けて
考える術も必要です。

そうしなければ、大きな壁を乗り越える勇気が
法人としても個人としても、生まれないからです。

【7月19日って?】

2000年の今日、2,000円札が発行されました。
今ではほとんど流通していない2,000円札を準備し
発行の手配をし、印刷機を制作し、銀行に持ち込む
だけでどれだけの税金が費やされたことでしょう。

この様な無駄を一般企業で行えば倒産です。
政治家と公務員の経営意識の欠如が日本を倒産
させようとしています。

日本を会社に例え、消費税増税について考えてみると、
「売上が落ちているので、まずは売値を上げよう」
という誰でも考える安易な発想としか言えません。
まずは企業の合理化、体質改善、経営の戦略化を進め、
その合わせ技として可能であれば値上げも考える
というのが当然でしょう。

まずは、過去の失敗を繰り返さない様にしましょう。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

水曜日, 7月 18, 2012

第617号:異業種連携

2012/07/18

第617号:異業種連携

お客様のニーズを充たす為には、多くの業種のサービスを
組み合さなければなりません。

例えば、情報システムの改善のニーズがあれば、人材の
再教育、派遣、事務所の施工、営業ツールの制作等です。

もし私が情報システムやインターネット関連の事業以外
興味が無かったとしたら、その関連する事業には目が
届きません。

私は日頃から様々な業種の方々と異業種交流を行って
います。単に懇親を深め彼らから仕事をもらうのでは
なく、彼らの業種の事を理解し、お客様のニーズと合致
した場合は、直ぐに連携(コラボレーション)を取れる
様に準備をしているのです。

この連携により若干でも利益を得られれば、更なる連携
の準備ができるのです。

皆さんも自分の事業だけではなく、身近なパートナーと
ビジネス連携を行いましょう。事業低迷の突破口と
なるかもしれません。

【7月18日って?】

今日は、かつて南アフリカで行われていた人種差別
アパルトヘイトと戦ったマンデラ氏の誕生日です。

差別は争いごとの第一歩です。まだ無くなっては
いませんが、いつか全ての人が公平に生きられる
時代になれば、彼の功績は更に高まるのではないか
と思います。

日本人は、この感覚が欠如していることが多いと
思います。いじめなどの差別も、もっと深い心理
の部分から改善していかなければなりません。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

火曜日, 7月 17, 2012

第616号:夏の仕事

2012/07/17

第616号:夏の仕事

屋外の温度は30度を超え、すっかりと夏となりましたが、
この暑い夏の期間にやるべき仕事があります。

日本の「お中元」の制度は、その機会を与えてくれます。
単に贈り物を郵送したのでは意味はありません。

高価なものは必要ありませんが、暑さに参った気分を
一瞬ほっとさせてくれる心の籠った贈り物を持って、
お客様の元気な顔を確認するだけでも効果があります。

この時期は新規先に暑苦しい提案をしても中々話を
聞いてもらえませんので、既に繋がっている先との
関係強化、深耕をしっかりと行いましょう。

そして新規先については、お盆明けの新たな取り組みを
見据えインターネットを活用した情報発信を行いましょう。

つまり、「夏の仕事」は、
既存先へのフェイストゥーフェイスの「コミュニケーション」と
新規先開拓へのインターネットを使った「インフォメーション」
がポイントです。

【7月17日って?】

1998年の今日、国際刑事裁判に関する様々な規定が
なされた為、今日を「国際司法の日」としたそうです。
地球が一つになっていく第一歩と言えますね。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

金曜日, 7月 13, 2012

第615号:無意味と思われる情報発信が実は!

2012/07/13

第615号:無意味と思われる情報発信が実は!

毎日記載しているこのメルマガも既に3年目を迎え
内容も随分と薄くなってしまいましたが、実は
インターネット上に定期的に情報発信をし続ける事
がとても重要です。

毎日500字程度の異なった内容の情報が更新されて
いるサイトは、検索エンジンシステムからすると
生きているサイトと見えるからです。

文章が感動を呼ぶかではなく、検索エンジンに登録
したいキーワードがしっかりと文中に仕込んであるか
がポイントです。

ある私のお客様は、スタッフ全員に自由にブログを
書かせて、そのブログをホームページにリンク
させています。
丁度、インターネット上にアクセスをアップさせる
蜘蛛の糸を貼り巡らせている様なものです。

皆さんも、仕事の以外の内容でも結構ですので、
情報発信を継続しましょう。

【7月13日って?】

1886年の今日、東経135度を日本標準時と定めたため、
今日は日本標準時制定記念日です。

何事も基準を定めないと、先へ進むことができませんね。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

木曜日, 7月 12, 2012

第614号:気軽に始められるが継続が難しいネットショップ

2012/07/12

第614号:気軽に始められるが継続が難しいネットショップ

商品を持っているとインターネットで売りたくなる
のもです。通常の店舗で日に数件しか売れないものが、
何倍にもなる夢を見てしまいます。

しかしながら、現実はそうは甘くはなく、実店舗で
売れない物はネットショップでも基本的には売れず、
強引に販売する為には広告宣伝費や、ホームページ・
Facebookなどへの情報提供を惜しまず継続する必要が
あります。

この努力ができる方々は、実店舗でも既に日々どうすれば
お客様に知って頂けるか考えているので、ネットショップ
をスタートしても実店舗と同様に収益をあげられるのです。

よく、ネットショップさえ立ち上げれば、放置しても収益が
上がると思う方がいますが、そう簡単ではありません。

まず、自分自身が商品の動きを常にウォッチし続け、
情報を都度入替え、金額も付け替えたりする作業を行う
必要があります。

もしその作業を外注する場合、売値の15%~50%程を
業者に支払う必要があります。
そうなると、利益などほとんど残りません。

5年程前であれば、同業者のショップも少なく
、楽天やアマゾンなどのマーケットプレイスも発展途上
でした。この時期に基盤を作った店舗はこれからも安定
した販売が出来るはずですが、これから新規にネット販売
を開始する店舗は、他との差別化をしっかりと行わないと
三ヶ月で閉店ということになり兼ねません。

これからネットショップを開始される方々は、相当の覚悟
で始められた方が良いです。立ち上げは非常に簡単でも
継続は至難の業だからです。

最後に、ネットショップ立ち上げだけを請け負っている
業者にはお気をつけ下さい。高額な開発費用の借金だけ
が残る可能性があります。

【7月12日って?】

1954年の今日、日本初の人間ドックが行われたことから
今日は「人間ドックの日」だそうです。

人間の身体も、機械も、システムも日頃のメンテナンスが
大切ですね。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

水曜日, 7月 11, 2012

第613号:「成功する者より失敗しない者の方が幸せ」の発想

2012/07/11

第613号:「成功する者より失敗しない者の方が幸せ」の発想

「目標を持ったら成功するまで続ける」と色々な書物に
書かれています。付け加えて「簡単なことだ」とも。

確かに成功した後に振り返れば、簡単だったかも
しれませんが、継続中の人間にとっては先の見えない
日々となる訳です。
多くの苦難に耐え、将来来るかもしれない成功のため
我慢強く続けていくのです。

私も我慢を続けている一人ですが、よくよく考えてみると
今こうして充実して生きている事が大切であり、将来の
成功など大きな問題ではないと判りはじめています。

苦難と思っていることも、相対的なものであって、自分の
エゴをちょっと抑制しているだけにも思えます。

そもそも成功というものも空虚です。
お金を沢山持つ事も、皆に偉いと言われる事も、
世の中では成功と言われるかもしれませんが、
結局は自己満足に過ぎません。

代償として、家族の温かみや穏やかな時間を犠牲に
している可能性もあります。

そう考えると、「成功する者」になる事を目指すより
今この瞬間「失敗しない物」であり続ける事が幸せな
様に思います。

皆様も「今日が幸せ」で有ります様に。

【7月11日って?】

1987年の今日、世界の人口が50億人を超えた事から
今日は世界人口デーだそうです。
2012年現在では、なんと70億人を超えており
増加の一途です。

増えすぎた種を減らそうとする力が働くもの。
何か起こらなければ良いのですが。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

火曜日, 7月 10, 2012

第612号:蟻地獄に落ちたら

2012/07/10

第612号:蟻地獄に落ちたら

大きな渦巻きに飲み込まれた船は、放置すれば
中心まで流されて沈没をします。
蟻地獄に落ちた蟻は、相当の努力をしなければ
中心まで落ちて蟻地獄に食べられてしまいます。

業績悪化によるマイナスへの渦巻き、つまり
マイナススパイラルに一旦落ち込んでしまったら
放置する事は許されません。
世の中がプラスに転じでも、マイナススパイラル
は継続するからです。

では、どうやって大きな渦から逃れるかですが、
まずは船を軽くする、
そして風を読み、風を受ける帆をあげる、
エンジンが付いているのなら、脱出できる方向に
船を向けて全力でエンジンを作動する、
などの対策が必要です。

つまり、会社をスリム化し、市場のトレンドを読み
タイミングを緻密に計算して、対策を打つ、
企業体力があるのなら、プラスに転じる方向を
見極めて一点集中で全社挙げての対策を取り組む、
という所でしょう。

今ほとんどの企業は、蟻地獄に落ちているのではないか
と思います。放置して状況が改善するのを単に待つ
という選択肢はありません。

【7月10日って?】

今日は、浅草の浅草寺にお参りをすると46000日
お参りしたご利益があるといわれている四万六千日。
近所で時間のある方は是非お参りをして下さい。

また、今日は「納豆の日」だそうです。
納得できる語呂ですね。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

月曜日, 7月 09, 2012

第611号:どこにいても同じサービス

2012/07/09 第611号:どこにいても同じサービス 今日は札幌でブログを書いています。 時間があまり無いので内容は簡単で失礼を しますが、インターネットさえあれば、 いつもと同じ様にサービスを提供できます。 逆にどこにいてもサービスを提供できなければ、 どこにも出掛けられません。 これからは、更にサービスのクラウド化が進みます。 貴社はどこまでクラウド化が出来ていますか? 【7月9日って?】 今日は東京浅草の浅草寺のほおずき市です。 夏の季節を感じますね。 ※暦の情報はWikipediaを参照しています。

金曜日, 7月 06, 2012

第610号:集中するのは技術、人、地域

2012/07/06

第610号:集中するのは技術、人、地域

そこそこに成功しようと考えるのならば、
手を広げ過ぎてはいけません。
特に新規事業への拡大は十分な調査分析の上、
社運を掛けて実施する必要があります。

新規事業に参入した瞬間、既存事業の脇が甘くなり
競合先に入りこまれます。帰る場を失った企業は
そこで終わりとなります。

既存事業を拡大する場合にも注意が必要です、
まず、市場が拡大しているのに合わせて自然に
事業を拡大するのは当然ながら、安定している
既存の事業の他に市場を拡大しようとするのは
新規事業に参入するのと同じ位、慎重でなければ
なりません。

何故かというと、安定した既存事業には既に
あるテーマについて競合より優位点を持って、
そのテーマに集中できているからです。
例えば技術であったり、顧客対象となる人で
あったり、地域であったりします。

そのテーマを拡張するということは、
集中が切れることにもなり兼ねません。

安定した市場拡大が期待できない今日、
「こちらが駄目だからこちらで」という安易な
新規事業の参入、既存事業の拡大は実施すべき
ではありません。

十分な市場調査、及び競合分析、戦略立案の上、
失敗した際の責任は経営者が全て取るという
覚悟が必要です。

【7月6日って?】

今日は、色々な記念日です。
「サラダの日」「ピアノの日」「ゼロ戦の日」
「公認会計士の日」、そして極めつけは
「記念日の日」だそうです。

人は節目を付けないと生きていけないという事
なんでしょうね。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

木曜日, 7月 05, 2012

第609号:次はビッグデータだ

2012/07/05

第609号:次はビッグデータだ

情報システムをビジネスとして成立させるためには
常に新しい商品・製品の前提となる技術が必要と
なります。

数年前に大騒ぎされた技術を、今大きな声で語ると、
何故か古臭く感じさせるためです。

例えば、今BPRと言っても「何ですか?」と言われ、
最近の話でも「Twitterがビジネスを変える」などと
言っても相手にされません。
その為、情報システムメーカーは技術の進歩分を
強調して、看板を挿げ替えるのです。

現時点で注目を浴びているのは「ビッグデータ」
です。
かつて「データウェアハウス」というキーワードが
流行った時がありました。企業内に発生する様々な
データを高速データベースに蓄積し、BI「ビジネス
インテリジェンス」と呼ばれる分析ツールを使って
顧客の傾向などを瞬時に表示するというものです。

「ビッグデータ」はこの「データウェアハウス」の
流れをくみ、クラウドなどのネットワーク技術と
組み合わせて、更に巨大なデータ群を作り上げる
必要があるというものです。
社内のデータに限らず、様々なマーケットの動き
を分析できることから、企業戦略立案に必要という
セールストークとなります。

将来。この「ビッグデータ」も常識の技術になる
と思いますが、今この瞬間競合他社に差を付けて
生き残る為には導入検討も必要かと思います。

【7月5日って?】

今日は、日本のガラス細工の素晴らしさを世界に伝える
江戸切子の日です。

世界中の文化や技術を取り入れ、日本風に進化させる
とうのが日本の力です。

日本人一人一人、かつて江戸切子に取り組んだ職人の魂を
思い出す必要がありますね。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

水曜日, 7月 04, 2012

第608号:逆転ホームランを狙うな

2012/07/04

第608号:逆転ホームランを狙うな

人も企業も好不調の波の中で生きています。
好調な時は何もしなくとも日々の食い扶持は稼げますが、
不調な時は蓄えを食い繋いで生きて行くしかありません。
気が付けば、その日暮らし的な状況です。

不調になると多くの人や企業は、一発逆転の対策に目を
向けます。悪い状況から一日も早く抜け出すためです。
しかし不調な訳ですから、その一発は不発に終わります。
そしてその準備の為に使った体力も無駄になります。

逆転ホームランは絶好調の時にしか打つ事はできないと
よくよく認識し、不調時は静かにその状況を乗り越え
チャンスが来るのをじっと待つべきです。

その日暮らしの時代、そうそうバッターボックスには
立たせてもらえないのですから。

【7月4日って?】

今日は米国の独立記念日です。
歴史が動いた重要な日です。
この国のこの出来事が無ければ、今の世界は全く違った
ものになっていたはずです。

皆さんもご自身の心の中に、何かから独立する気持ちを
目覚めさせませしょう。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

火曜日, 7月 03, 2012

第607号:良好なパートナーシップを継続する方法

2012/07/03

第607号:良好なパートナーシップを継続する方法

今の時代、一人だけ、一社だけでは長く生きていけません。
必ずパートナーの力を借りることになります。
最近、この重要性を忘れる人や企業が増えています。

企業が大きく成長した時代、「大企業病」という言葉が
流行りました。組織が大きくなりすぎて社員一人一人の
自由な発想や伸び伸びとした活動が許されなくなり、
組織の至る所で硬直化が始まる事でした。結果、企業力
は低下し、あわせて個々人の業務環境も低下するという
悪循環に陥るのでした。
その中の症状の一つに「パートナーの業者扱い」あります。

パートナーはお客様の業績向上の為に、中々先に進まず、
且つコストに見合わない業務をアウトソーシングで受託
します。つまり動脈硬化を起こしそうな業務のバイパス手術
の様なものです。負担が減った社員はプラオリティの最も
高い業務に専念できる訳です。
この関係には相互の信頼関係が重要です。
この様な両者関係に水を差すのが「パートナーの業者扱い」
です。

私の業者の定義は
「指示をされた内容で、その通り完成品を納入するもの」
パートナーの定義は
「お客様の利益を自ら考え、その実現策を見付け出し実行
するもの」
となるかと思います。

「パートナーの業者扱い」が始まると今までパートナー
だった企業は「お客様の利益」を考える事を止めます。
業者としての利潤を求めだします。
そうなると、業者を管理するという余分な業務が増える
訳です。

貴方の会社も一度見直して下さい。
折角、貴社の為に力を注いでくれているパートナーを
業者扱いしていませんか?
また、単なる業者をパートナーに変える努力をして
いますか?
貴方の社員は、パートナーと業者の違いを理解して、
意識を持って接していますが。

経営者や管理職が理解していても、末端が大企業病で
全てをぶち壊してしまうこともあるかもしれません。

【7月3日って?】

今日7月3日は語呂で「波の日」だそうです。

海の波だけではなく、人生の波についても考えて
みるのも良いかと思います。
波があるから生甲斐が生まれますね。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

月曜日, 7月 02, 2012

第606号:未だに定着していない運用の重要性

2012/07/02

第606号:未だに定着していない運用の重要性

価格競争で自社製品が売れず、危機に瀕している企業が
数えきれません。値引き競争は、製品の価格のみならず
サービスにも派生します。

かつてはメンテナンスなどのサービス費用は、製品価格に
上乗せされていましたが、今では少しでも製品価格を下げ
て見せる為、別枠で請求せざるを得ません。

お客様は当然、製品価格が全てのコストと勘違いをし、
メンテナンスを疎かにします。
製品を購入すれば、何かあった時にメーカーは当然保証を
してくれると、甘えが発生するのです。

かつては顧客サービスコストを吸収できる程、商品が売れて
いた訳ですから、この甘えも許されていましたが、今は
その余裕すら企業にはありません。

この状況は製品など形のあるものに限らず、様々なサービス
にまで影響がでています。

見積りは日常的に最も安い価格で落ち着きます。
しかしながら、その価格は運用サービスなどのメンテナンス
コストを除外した金額です。いざサービスを開始しようと
考えた時、運用コストがショートしてサービス停止という
最悪の事態も発生します。

競合先の見積りがお客様へ誠意あるものであれば良いのですが、
まずは成約することが重要で、成約してしまえば後は何とか
頑張るという企業も増えています。

この様な競合先の見積りと並べられては、勝ち目はありません。
お客様のサービスが頓挫しない事を祈りつつ身を引くだけです。
結果として、お客様の大切なサービスの品質も下がり
本来発揮する価値が失われていくのです。

この悪循環は自分自身が作り出したものです。
「安物買いの銭失い」という言葉があるにも関わらず
もう止めることができません。

最後に、価値を評価できない状況で人は何を見るかというと
目先の価格です。実はトータルコストではありません。
皆さまも価格を下げることしか頭にないのではありませんか。
これは国力を下げることに繋がります。

【7月2日って?】

1951年の今日、日本がユネスコに参加したそうです。
ユネスコという団体名は良く聞きますが、正式名と
聞かれると答えられますでしょうか。
正式には国際連合教育科学文化機関だそうです。

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、
人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」
という理念は、今忘れかけているのではないでしょうか。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。